脱スマホ脳!やまもと社長が始めた経営者としての新しい習慣

脱スマホ脳!やまもと社長が始めた経営者としての新しい習慣


2012年11月1日にOutgrow Japanを設立したやまもと社長は、設立後しばらくは自分の得意とするセールスや営業力を活かし、ひとり社長のような形で事業を拡大してきました。

多くの人の協力を得ながら、本格的に事業を広げてきた2022年以降、ひとり社長としてではなく、Outgrow Japanの経営者としての在り方を、より深く考えるようになりました。

この記事では、やまもと社長が自身の考え方や行動、マネジメントなどを見つめ直し、経営者として成長するために実践している新たな習慣などについてご紹介していきます。

きっかけは年末年始に感じた経営者としての未熟さ

やまもと社長は、Outgrow Japanの柱を担う教育事業として、働き方を変えたい女性のためのキャリアチェンジスクール「LIBERTY」を展開してきました。

その中で、2023年12月末にLIBERTYメンバーとの間に溝を作りかねない出来事があり、年末年始にそれまでのマネジメントで足りていなかった点を見直し、改善することに多くの時間を費やしました。

ここからは、2023年末のLIBERTYメンバーとの出来事を通して、やまもと社長が新たに取り組んでいる習慣などについて見ていきます。

LIBERTYメンバーが大切なことを教えてくれた

LIBERTY運営においては、これまでいくつかの業務をLIBERTYメンバーにお願いしてきました。2023年12月末、その一部のLIBERTYメンバーからの不安の声を、やまもと社長は拾うことができずに、他のメンバーからの指摘でようやく気付くという事態を招いてしまいました。

LIBERTYメンバーとの接し方について多くのことを学んだやまもと社長は、大切な気付きを与えてくれたLIBERTYメンバーに感謝しつつ、経営者としての自身の未熟さを痛感しています。

日々、経営者として何が必要なのかを自問自答し続け、年明けからは自身のこれまでの習慣を見直し、経営に活かせる新しい習慣を始めています

年末年始にやまもと社長がLIBERTYメンバーとの接し方を通して学んだことについては、以下の記事をご覧ください。

経営者として成長するために「スマホ脳」を読んだ

やまもと社長は、経営者として成長していくために、自分に足りないものは何かを常に考えています。

その中で、スマートフォン(以下スマホ)に時間を取られている自分の姿に気付き、ベストセラーになっている「スマホ脳」という本を読んでみました。

この本には、私たちの脳は生物学的にいうと、今でも狩猟と採集に費やしてきた時代の脳で、この1万年の間、何ら変化していないことが書かれていました。

脳は睡眠や運動に対する欲求を備えており、この欲求を無視し続けると精神状態が悪くなり、睡眠障害の治療を受ける若者が急増していることについても触れられていました。

時間の無駄だと分かっているのに、スマホを手放せず、集中力を低下させてしまう状況は、まさしくやまもと社長が感じていた「脳が働かない」自身の姿そのものでした。

この本をきっかけに、やまもと社長は自身を「脱スマホ脳」にアップデートすることを決意しました。

(参考:アンデシュ・ハンセン、久山葉子/訳 『スマホ脳』

経営者としてレベルアップするために開始した新習慣とメリット

ここからは、やまもと社長が「スマホ脳」から脱するために実践していることや、その実践を通して表れてきた効果について見ていきます。

漫画とYouTubeを卒業して小説へシフト

「スマホ脳」を読んで、すぐにやまもと社長がやってみたのは、スマホでの漫画視聴を止めることと、YouTubeのアプリを削除したことです。

これまで、時間があればダラダラと見ていた漫画やYouTubeの視聴を止めただけなのですが、不思議と脳がスッキリしたような感覚を覚えているそうです。

そして、それまで漫画やYouTubeの視聴に使っていた時間を使って小説を読むようになり、小説を読んでいる時間は、脳が喜ぶというより、心が喜ぶ豊かな時間になっています。

また、お風呂にもスマホを持ち込み、ついつい漫画の解説動画などを見てしまっていたやまもと社長ですが、スマホを持たずにお風呂に入ると、その時間も子どもとのコミュニケーションに充てることができています。

短い時間ではありますが、お風呂で子どもたちにその日あったことを聞くなど、家族との触れ合いの時間が以前より格段に増えています。

家族の一員として、また父親としての顔に戻る時間は、やまもと社長に脳への快感ではなく、心の安らぎをもたらしてくれています。

スマホの通知をすべてオフにする

これまで、スマホのロック画面上でメッセージの着信を知らせてくれる通知機能を使っていましたが、「スマホ脳」を読んで新しい習慣づくりをはじめてからは、スマホの通知機能をオフにしています。

スマホの通知機能は、とても便利な機能ではあるのですが、集中して物事を考えたいときに通知が来ると、せっかく膨らんできたアイデアが途切れてしてしまったり、メッセージの確認や返信対応に意識と行動が移り、アイデアを忘れてしまったりすることがありました。

しかし通知機能をオフにしている時間は、作業や物事を考えることに全集中できるメリットを感じています。

出張のときにGoogle Mapsを使わずに行くことも

今はGoogle Mapsさえあれば、希望する場所への道案内をしてくれますし、到着時間や最短ルートなども知ることができます。

便利ではありますが、道案内の機能を使えなかったらどうなるかを検証するため、やまもと社長は横浜から東京まで出張の際に、スマホ(Google Maps)を使わずに、目的地にたどり着けるか挑戦してみたことがあります。

スマホの情報がなければ、目の前にある情報を自分で見つけていくしか、目的地にたどり着く手段はありません。街中にある地図を見たり、分からないことは人に尋ねたりしながら、結果的にどうにか目的地までたどり着くことができました。

完全にスマホなしの生活に移行することは難しいですが、この事例のようにやまもと社長はことあるごとに“脱スマホ”にチャレンジし、情報に縛られないことで得られる新鮮さも実感しています。

感謝と瞑想の時間をつくるようにした

このように、やまもと社長は“脱スマホ”の時間を意識的に作ったことで、一日の中で自由に使える時間が増えました。今はその時間を、家族やLIBERTYメンバー、Outgrow Japanに関わる人々への感謝の時間に充てることができています。

また一日の終わりには、チベットの鐘が遠くで響く、心が浄化するような音楽を聴きながら合掌し、瞑想する時間を作っています。

この瞑想の時間が、やまもと社長の心を解き放つ時間でもあり、家族やLIBERTYメンバーをはじめとした、自分を支えてくれている周囲の人々への感謝をより一層深める時間にもなっています。

新しい習慣を始めてみて気がついたこと

ここからは、やまもと社長が「脱スマホ脳」への道を歩みだし、新しい習慣を始めてみて気が付いたことなどについてご紹介していきます。

「便利」であることが必ずしも最良ではない

スマホには、さまざまな便利な機能があり、役立つ情報を簡単に得ることができるツールとして、私たちの暮らしになくてはならないものになりつつあります。

やまもと社長自身、これまではスマホは必需品でしたが、あえて“脱スマホ”の時間を持ったことで、これまで見落としてきた大切なことに気付くことができました。

スマホから離れてみたことはほんの一例に過ぎませんが、便利なものから離れたことで、新たな気付きを得ることは他にもあります。

例えばキャンプをするときに、コンロを持っていけば済むところを、あえて火起こしからやってみることで楽しさが倍増したという経験はありませんか。

やまもと社長は、「便利」であることが、必ずしも自分の暮らしにおいて心の豊かさや幸せにつながるものではないということ、そして利便性を追求することは「最良」ではないということを、“脱スマホ”へのチャレンジを通して経験することができました。

スマホを手放すことで自己肯定感もアップ

これまでのやまもと社長は、スマホから入ってくる情報があまりにも多すぎて、その情報の全てを的確に処理する時間もないほど忙しい生活が続いていました。

常に情報に追われている時の脳は、思考や感情の働きが弱まり、感情のコントロールも鈍くなってしまう傾向にあります。人間関係においても、感情のコントロールができずにイライラすることが多いと、必要のない衝突が起きたりすることがあります。これでは、自己嫌悪の連続という悪循環に陥ってしまうことになりかねません。

しかし今回、スマホに触れる時間を減らしてみたことで必要のない情報をシャットアウトでき、空いた時間をLIBERTYメンバーさん一人ひとりへの対応や、LIBERTYの今後を集中して考える時間に費やせるようになったことは大きな収穫でした。

何より心が整ったことで、やまもと社長自身の自己肯定感や経営者としての自信が向上し、不必要な目先の情報に左右されることが減りました。物事を俯瞰して見ていく“経営者としての目”が養われたことで、これからのLIBERTYやOutgrow Japanの成長にもつながっていくはずです。

海外に行かなくても色んなことを見るようになる

私たちは海外に行くと、現地での経験からいろいろなものを吸収しようと、精神を研ぎ澄まして物事を見聞きします。

スマホから離れることは、ある意味海外に行かなくても、いろんなことを集中して見聞きできる目を持つことにつながるのではないかと感じています。

先程、やまもと社長がスマホを持たずに横浜から東京に行ってみたことをご紹介しましたが、まさにこの時に、これまで見えていなかった街の景色や人々の声が飛び込んでくる経験をしました。

スマホを見ていたら通り過ぎていたであろう面白い看板に足を止めて見入ったり、迷い込んだ露地で素敵な店に出合えたりと、自分の五感を通して新しい情報がどんどん入ってくることに、やまもと社長は久しぶりに新鮮な感覚を覚えました。

スマホを持たずに街を歩いてみたことで、スマホの画面だけを見ていて見逃していた“この世界の楽しさ”に、あらためて気付くことができたのです。

効率ではなく今に目を向けることが「幸せ」につながる

私たちは、便利なものがあると、ついつい便利な方に流されてしまいがちです。しかし、あえて不便な方を選択することで、新たな発見があったり、本当に大切なものに出合ったりすることがあることを、今回の脱スマホを通じてやまもと社長は強く感じました。

利便性を追求し過ぎることで、人生の豊かさを見落としてしまっては元も子もありません。

遠回りするかもしれませんが、「効率」という物差しで幸せを計るのではなく、今の自分にとって必要なことや心が欲していること、自分の目の前にあるモノやコトに心を向けることが、本当の意味での幸せにつながるのではないでしょうか。

目の前にあるものに感謝することの大切さについては、以下の記事をご覧ください。

「感謝」と「欲」のバランスが大事

やまもと社長は2024年1月から、ご紹介してきた「スマホ脳」から脱するための習慣づくりを継続しています。利便性だけを求めず、少しだけこれまでのテンポを遅らせることで、周囲の人や今あるものへの感謝や、新しい気付きを得ることができています。

しかし、欲がゼロになってしまうと、経営者として会社を引っ張っていくことはできません。やまもと社長は経営者として、「欲」をゼロにしてしまうのではなく、「感謝」と「欲」を“50対50”くらいのバランスで持ち続けることが重要だと感じています。

「感謝」と「欲」のバランスを間違えないことが、Outgrow Japanを成長させつつ、LIBERTYメンバーや家族、やまもと社長自身を幸せにするために必要なピースなのだと思います。

やまもと社長は経営者としてレベルアップ中!

年末年始のLIBERTYメンバーとの出来事から、経営者としての未熟さを感じているやまもと社長は、その未熟さを自身の伸びしろと捉え、自分に出来ることには率先してチャレンジしています。

2024年から“脱スマホ”を習慣化しているやまもと社長は、これまでスマホを見ることに費やしてきた時間を、LIBERTYメンバーや家族と向き合う時間に充てることで、“スマホ脳”から脱しつつあります。日に日に蓄積されている心の豊かさは、今後のLIBERTY運営にも必ず活かされていくはずです。

やまもと社長が経営者としてレベルアップするための挑戦は、まだまだ始まったばかりです。良いと思ったことは「とにかく何でもやってみる!」をモットーに、今後もやまもと社長のチャレンジは続きます!

今回の記事に関するご質問や、やまもと社長へのご相談は、Outgrow Japanまでお気軽にお問合せください。

>>お問い合わせ | Outgrow Japan株式会社

また、やまもと社長が経営者としての学びを得た経験などについては、以下の記事をご覧ください。







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