そんなある日、ふと将来の自分を想像してみたことがありました。社会に出て、就職をして、40年くらい同じ会社で働く…。そんな未来を想像したら、ものすごく怖くなってしまったのです。
そこから僕は「ビジネス」というものに対して興味を持ち、在学中にいろいろな人と出会うようになりました。たくさん騙され、失敗をもして、「就職ではなく自分で事業をやっていこう!」と、22歳で起業という決断に至りました。
起業後しばらくは営業の仕事をしていましたが、その後は営業時代に身につけた「売り込まないセールス手法」を人々に伝えていく営業指導の仕事をスタート。
さらに、留学事業やイベント事業、飲食事業など、いろいろなビジネスに挑戦していきました。
初めてのことに挑戦をすると、それだけ失敗する回数も増えます。
当時はよかれと思って様々な事業や怪しいスクールにお金を使ってしまうことも多く、結果的に総額5億円の損失を出しました。ちなみに、この損失額は、弊社の1期目〜7期目の累計売上とほとんど変わりません。
普通に見ればとんでもない失敗をやらかしてきましたが、そんな数々の失敗のおかげで「事業を続けていくには何が必要なのか?」や「起業を成功させるにはどんなマインドを持つべきなのか?」といった、実践的なノウハウ・スキルがたくさん得られました。
「起業をしてみたい」「自分の力で稼げるようになりたい」と考えている方は多くいます。でも、起業をすればイコール自由になれるわけではありませんし、間違ったやり方をしてしまうと、ただただ苦痛な人生になってしまいます。
だからこそ、僕はLIBERTYのコンセプトである「5つの自由が持続した起業」を目指し、皆さんの理想の働き方・生き方を実現してほしいと考えています。
何事においても努力は大切ですが、努力の方向性を間違ってしまったら成果は出ません。
ですので「僕が皆さんの代わりにたくさん失敗をしておきました!」という思いで、僕のリアルな体験をもとにしたカリキュラムを提供する場として、LIBERTYを立ち上げました。
「教育」や「人の可能性を広げること」への想い
起業をした当初は、教育の仕事をやるつもりはありませんでした。
でも、営業をやっていく中で、次第に僕が売っている商材そのものよりも「やまもとさんから教わりたいです!」と言ってくださる方が増え、教えることに挑戦してみると、想像以上に楽しかったのです。
そして、ふと自分の人生を振り返ってみると、僕自身、実は教育にものすごく影響を受けてきたことに気付きました。
中学・高校の野球部、浪人時代の受験勉強、そして営業。
僕が今まで頑張ってきたことは、どれも良い先生や指導者、教育と出会えたからこそ成果が出たものでした。自分ひとりでは道を誤ってしまいそうなときも、先生たちが正しい努力の方向性を教えてくれたおかげで、一生懸命に頑張れたのです。
改めて教育の力はスゴイと思いましたし、人の可能性が広がることは本当に素晴らしいと心から感じました。
もともと飽きっぽい自分ですが、教育事業だけは22歳からずっと続けています。LIBERTYを立ち上げてからは、ますます人の成長に関わっていくことにやりがいを感じています。