ChatGPT(GPT-4)がLIBERTY変革の鍵になる?!生成AIの可能性や未来

ChatGPT(GPT-4)がLIBERTY変革の鍵になる?!生成AIの可能性や未来

「ChatGPT」使ってますか?

最近、ソフトバンクグループの孫正義会長が、「ChatGPT」やAI、AGIについて演説している動画が話題になっていますね。

「ChatGPT」の言葉は知っているけれど、実際「使ってみた」、「使っている」という人は、まだまだ少ないかもしれません。

実は、Outgrow Japanのやまもと社長も以前から気になってはいたものの、試しに使ってみた程度で、最近ようやく本格的に勉強を始めたところです。

今回は、12期目に入ったOutgrow Japanが、今後大いに期待している「ChatGPT」のLIBERTYへの活用法や、導入することによって得られる事業への可能性などについて掘り下げてみたいと思います。

ChatGPTとは?

「ChatGPT」は、OpenAI社が2022年11月に公開した人工知能チャットボットで、人間のような自然な会話ができる対話型の生成AIチャットサービスです。

ChatGPTの「GPT」は、「Generative Pre-trained Transformer」の頭文字で、直訳すると「チャット生成事前学習済みトランスフォーマー」という意味があります。この訳の通り、ChatGPTはインターネット上にあるさまざまなデータを事前に学習し、そのデータを元に人間が話しているかのような文章に生成してくれます。

「ChatGPT」は、OpenAIのアカウントを開設することで、誰でも無料で利用することができます。また、有料版の「ChatGPT Plus」にアップグレードすることで、より高性能な「GPT-4」を利用できたり、ChatGPTにさまざまな機能を追加できる「ChatGPTプラグイン」が使用可能になったりします。

なお、無料版のChatGPT(GPT-3.5)は2021年9月時点でのデータしか学習していないため、時には間違った回答をすることもあります。しかし、間違っている事柄に利用者が直接フィードバックを与えたり、最新情報のブラウジング機能が備わった「GPT-4」にアップグレードしたりすることで、最新データに基づいた回答を引き出すことが可能です。

生成AIとは?

生成AIとは、「ジェネレーティブAI」と呼ばれる人工知能のことを指します。

従来のAIが、決められた行為の自動化などが目的だったのに対して、生成AIは創造することを目的にデータのパターンや関係を学習し、新しいオリジナルデータを生成します。

生成AIには、テキスト生成AI「ChatGPT」の他にも、テキスト生成AI「Google Bard」や画像生成AI「Stable Diffusion」、動画生成AI「Make-a-Video」、音声生成AI「VALL-E」などがあります。

「ChatGPT」によって可能なこと

それでは、テキスト生成AI「ChatGPT」を使うことで、どのようなことが可能になるのか見ていきましょう。

会話(相談)

ユーザーが質問をすると、その質問に応じてまるで会話をしているように答えてくれます。コミュニケーションの流れを理解し、文脈を考慮した返答が可能です。

相談したことについて、会話のキャッチボールができるので、その中から解決のヒントを得ることもできそうです。

また、キャラクターなどを設定して、その設定情報をChatGPTに伝えると、設定したキャラクター同士に議論させることも可能です。

原稿作成(文章作成)

原稿に盛り込みたい項目や何に必要な原稿か、文字数、キーワードなども伝えておくと、その内容を盛り込んだ構成での原稿(文章)作成ができます

ブログ記事などはもちろん、文章の要約、言葉選びが難しい詫びやお断り文など、ビジネスシーンで活用できる文面のアイデアも出してくれます。

グルメ記事などにおいては、味だけでなく、見た瞬間の感動、色彩、香りなどの特徴を加えていくと、内容がブラッシュアップされていき、臨場感のある原稿になります。

プログラミング

実装したい処理の流れや使用する言語などの情報を入れて指示をすると、プログラムコードを生成してくれます。また、プログラミングのミスやバグを修正したりすることも可能です。

他にも、エクセルのマクロ作成やWebサイト制作時のコーディングなどはもちろん、これまでは、プログラミング言語に精通していなければ難しかった、「検索フォーム」や「データ処理」など、様々なアプリの開発もできるようになります。

資料の作成

会議に必要な資料の作成やプレゼン用のパワーポイント、スライド作成など、これまで時間のかかっていた作業が、短時間で効率的に行えます。

例えば、飲食店オープンに必要な資料作成なども、一般的な構成と例文のアイデアを添えて答えてくれるので、あとは自分の店に合った情報を入れ込んでいけば完成します。

翻訳

日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、ロシア語など、50以上の言語に対応しており、忠実に翻訳してくれます

翻訳の精度は、無料版より有料版(GPT-4)の方が、かみ砕いた滑らかな表現になっています。

楽譜作成

ジャンル、楽器の種類、曲調・雰囲気、キー、リズム、アンサンブルか独奏か、曲の長さなど、要望を細かく伝えると、楽曲のコード進行を提案してくれます

字ベースのコード進行のため、楽譜演奏アプリなどを使用してコードを落とし込めば、生成してくれた曲を聞くことが可能です。

画像の生成(GPT-4)

画像生成機能(DALL-E 3)は、有料の「GPT-4」を利用しているユーザーが使用できる機能です。

GPT-4に生成したい画像の情報をテキストで入力すると、そのテキストを元に画像を生成してくれます。この画像生成機能は、会社ロゴの作成や製品デザインのイメージ作成、ブログ記事に挿入する画像の作成、Web広告やSNS投稿用のイメージ画像の作成など、さまざまな用途に活用が可能です。

LIBERTY内でも「ChatGPT」を活かしていきたい

ここからは、やまもと社長がChatGPTが必要だと感じた理由や、ChatGPTをどのようにLIBERTY内で活かしていくのかについて解説していきます。

 

そもそも「LIBERTY」とは?

LIBERTYは、Outgrow Japanが展開する教育事業で、働き方を変えたい女性のためのオンラインの起業スクールです。

スクールは1年間という短期集中で行われ、身に付けたいスキルに合わせて「FASTコース」、「ひとり起業コース」、「トップセールスマンコース」の中から選ぶことができます。

現在全国から300人ほどのメンバーが在籍し、それぞれの目的に応じて学びを深めています。

「LIBERTY」について詳しくは、以下のページをご覧ください。

>>LIBERTY – 集客・セールスに特化した女性向け起業スクール

また、「LIBERTY」の特徴や取り組みなどは、以下の記事をご覧ください。


LIBERTYで「ChatGPT」が必要だと感じた理由

LIBERTYでは、働き方を変えることで、時間やお金の自由を手に入れることを掲げています。

ChatGPTを使うことで、これまでものすごく時間をかけていた作業が短縮するのであれば、「時間の自由を手に入れることを掲げている自分たちが、ChatGPTを使わないのはダメだ」と、やまもと社長はすぐに動き出しました。

また、先ほど述べたソフトバンクの孫正義会長の動画では、「10年後には人間の10倍、20年後には1万倍ほど賢い人工知能(AGI)が誕生する」と予見しています。

(参考:AIを世界一活用する企業に

やまもと社長も「このままChatGPTを使いこなせずにいると、時代に取り残されるだけでなく、リスクになりかねない」と危機感を覚え、一刻も早くChatGPTを導入できるよう準備を進めています。

そのためには、「まずは自分がChatGPTを使いこなせるようになることが重要」と、様々な方法でChatGPTの活用法を研究しています。

マイクラスでChatGPTを教えていく

LIBERTYには、メンバー同士のつながりを強化してモチベーションを高めるための「マイクラス」が用意されています。

マイクラスでは、自分がやりたいことに基づいて、LIBERTYメンバーが自らクラスを立ち上げることができ、手を挙げた人がリーダーとなってクラスを運営していきます。

2023年12月から、このマイクラスに「ChatGPT」を試験的に導入します。例えば、これまでLIBERTYメンバーが個別に考えていた営業のためのキャッチコピーなども、ChatGPTを使って単に考えてもらうのではなく、ChatGPTが考えたものをどう活用して、仕事に活かしていくのかということを教えていきたいと思っています。

「ボヤキ」でChatGPTの実践方法を発信していく

実際、ChatGPTに関しては、やまもと社長も勉強を始めたばかりで、分からないことを調べたり、聞いたりしながら使い方を研究しているところです。

ChatGPTの実践過程を、やまもと社長がよりストレートな想いを伝えたいと始めた「ボヤキ」でも、どんどん発信していきます。

やまもと社長がChatGPTに関するどの動画を見てインプットし、どうアウトプット(活用)していくのかを見るだけでも、LIBERTYメンバーに刺激を与える良いコンテンツになるのではないかと思います。

また、「ボヤキ」を通じて、ChatGPTがどのようにLIBERTYの中に組み込まれていくのかをリアルタイムで共有しながら、一人でも多くのLIBERTYメンバーがChatGPTを使いこなせるようになってくれたら嬉しいです。

やまもと社長が始めた「ボヤキ」について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

「プロンプト(質問・指示)」の重要性を理解してもらう

ChatGPTの活用において、特に重要なのがプロンプト(質問・指示)です。

先程も述べたように、ChatGPTはインターネット上のデータの中から、プロンプト(質問・指示)を基準にして回答を導き出すため、プロンプト(質問・指示)の出し方によっては、自分の期待する回答が得られなくなってしまうこともあります。逆にプロンプト(質問・指示)を細かく、絞れば絞るほど、的確に回答してくれます。

例えば、「店舗オープンの挨拶状の例を考えてほしい」だけではなく、どのような人向けの挨拶状なのか、店のコンセプトは何か、店舗概要、どれくらいの文字数でなど、具体的な指示を入れることで、返ってくる回答は全く違うものになります。

LIBERTYでは、ChatGPTのプロンプトの重要性をしっかり踏まえた上で、得たい回答に合わせて適切な指示出しができるように、LIBERTYメンバーの教育も進めていくつもりです。

ChatGPTsでLIBERTY専用のチャットボット作成を計画中!

2023年11月6日、OpenAIから画期的な「ChatGPTs」(有料)が発表されました。

ここからは、さらに進化した「ChatGPTs」をどのようにLIBERTYで活用していくかをご紹介していきます。

ChatGPTs(カスタムGPT)とは?

「ChatGPTs(カスタムGPT)」とは、一人ひとりに適したチャットボットを作ることができる新しいサービスです。

特別なプログラミングは必要なく、特定の分野や物事(例えば自社企業やサービスなど)の情報を学習させることで、その分野や物事に最適化された独自のChatGPT(チャットボット)を作ることができます。

また、これまでのChatGPTは自分だけで閲覧するものでしたが、ChatGPTs(カスタムGPT)で作ったチャットボットは、「指定した人」や「誰でも」など、閲覧者を選択できる機能も備わっています。

新FAQシステムと組み合わせてより使いやすく

この「ChatGPTs」にLIBERTYの情報を学習させていくことで、LIBERTY専用のチャットボットを作成することができます。LIBERTY専用のチャットボットですので、通常のChatGPTでは分からないようなことでも答えることができます。

また、LIBERTY専用のチャットボットを、現在準備を進めているLIBERTYの新FAQシステムと組み合わせることで、より使いやすくなると考えています。

具体的には、LIBERTYに関する質問をLIBERTYメンバーが専用チャットボットに投げかけると、AIが素早く回答してくれるようになります。これにより、「FAQの回答を探す手間」を省くことが可能になります。

LIBERTYメンバーの成長を後押しする「新FAQシステム」について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

LIBERTYのビッグデータを学習させて優秀な先生に

今後は、LIBERTYの講座内容やLIBERTYメンバーの質問に対するやまもと社長の回答のほか、LIBERTYメンバーの個人情報を外したアンケート結果など、膨大なビックデータをChatGPTsに学習させていこうと思っています。

そうすれば、Web上にある一般的な情報で答えるチャットボットでなく、LIBERTYの様々な情報を把握したLIBERTY専用の優秀な先生の役目を果たしてくれるはずです。

それに先立ち、まずは実験的にやまもと社長のFacebookから2記事分をChatGPTs に学習させ、「やまもと社長のチャットボット」を作ってみました。

すると、回答する内容はもちろん、話し方までやまもと社長そっくりのチャットボットが誕生しました。この「やまもと社長のチャットボット」に質問をすると、やまもと社長の口調(ブログ内の文体)に基づいて返信してくれます。

今後、さらに情報を学習させていけば、やまもと社長のこれまでの経験やLIBERTYでの実績を網羅したチャットボットができあがり、LIBERTYをさらに学びやすいスクールにするための一助になるのではないかと期待しています。

Outgrow Japan12期目は「ChatGPT(生成AI)」に注力したい

この記事では、Outgrow Japanが12期目の取り組みとして、「ChatGPT(生成AI)」をLIBERTY事業にどのような方法で取り込んでいくのかをお伝えしてきました。

ChatGPTに関しては、日進月歩の開発が進んでいます。それにも関わらず、欧米企業の導入率が51%なのに対し、まだまだ日本では7%の導入しか進んでいません。それどころか、日本企業の72%はChatGPTの導入を禁止する動きさえあると言います。

(参考:日本企業のChatGPT利用率に開き | 株式会社MM総研

ChatGPTや生成AIは明らかにこれから延びていく分野

日本においては、ChatGPTの導入については、まだ様子見の企業が多い現状ですが、やまもと社長は、これを逆にチャンスと捉えています。

生成AIは「明らかにこれから伸びていく分野」です。先手を打つためにも、勉強を重ね、早急に事業に取り入れていく準備を進めています。

これまでの事業展開においても、やまもと社長は「『絶対必要なもの』と『必要ないもの』といった、先を見るセンサーが働く」と言います。今回は、特に強く“必要”のセンサーが働き、「ChatGPTを取り込むことで、必ずLIBERTYの良い変革につながる!」と確信しています。

ChatGPTでLIBERTYメンバーの人材の価値をさらに高めたい

Outgrow Japanでは、ChatGPTに物事を丸ごと委ねるのでなく、人間以上に力を発揮してくれるところは大いに活用し、そこに人間にしかできないことをいかにプラスしていけるかが大切だと考えています。

ChatGPTを上手く活用できると、事業の効率化を図れるようになることだけでなく、そこにかけていた時間をより深い学びにつなげたり、別の知識や体験を学ぶ時間に使ったりすることができます。

12期目を迎えたOutgrow Japanでは、今後ますます重要になる「ChatGPT」をはじめとした生成AIを使いこなせる人材を育成し、LIBERTYメンバーがより社会で活躍できるように、これからも全力を注いでいこうと考えています。

今回の記事に関するご質問や、LIBERTYに関するご相談などは、Outgrow Japanまでお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ | Outgrow Japan株式会社

LIBERTYメンバーを成長させる為の、その他の取り組みについては、以下の記事をご覧ください。


Outgrow Japanが12期目に取り組むその他の事業に関して詳しくは、以下の記事をご覧ください。


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