2023年の年の瀬、Outgrow Japanのやまもと社長は、自身の行動や発する言葉において、見直さなければならない場面に直面しました。
その時間にじっくり向き合ったことで、自分自身に足りていなかったことや、忘れかけていたことなど、大きな気付きをたくさん得ることができました。
それが「感謝」です。
今回の記事では、やまもと社長が「感謝」をどのように捉え、実践し、今後の会社経営に活かしていきたいと思っているのかについて掘り下げていきたいと思います。
やまもと社長が「感謝」の必要性に気付いた理由
Outgrow Japanが展開する、働き方を変えたい女性のためのオンライン起業スクール「LIBERTY」では、業務の一部をLIBERTY在籍メンバーに依頼しています。
2023年12月、業務を依頼しているLIBERTYメンバーから相談や不安の声が上がっていたにも関わらず、やまもと社長は気付くことができませんでした。そのことを、別のLIBERTYメンバーの助言から知ることになりました。
このことをきっかけに、相談や不安の声を届けてくれていたLIBERTYメンバーと、腹を割って本音で話す時間を持つことができました。そこで、やまもと社長はようやく自分のこれまでの言動を振り返ることができたのです。
その中で、自分に足りていなかったこと、見直さなくてはならないことがたくさんありました。それが、自分に関わる全てのヒト、モノ、コトに「感謝」することでした。
やまもと社長が「感謝」することの大切さに気付いたきっかけなどについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
本を読んで感謝について学んだ
「感謝」することの大切さは、わざわざ取り立てて言うまでもないことかもしれません。しかし、最初は感謝していたことが、いつの間にか、「やってもらって当たり前」になってしまっていたり、感謝の気持ちは持っているけれど、相手に伝わっていなかったりすることがあります。
やまもと社長自身も、LIBERTYメンバーとの話し合いの中から、自分に足りていなかったものが「感謝」だったと気付かされました。
そこで、「感謝」についてしっかり学び、自分自身に落とし込んでいくことが、今後の成長につながると捉え、改めて勉強を始めています。
感謝の勉強を始めるにあたり、やまもと社長が手に取ったのは『ありがとうの教科書』や『感謝の習慣』などの本でした。
手に取った本のなかに「“ありがとう”の対義語は“当たり前”」と書かれており、自分自身の感謝の気持ちがいつしか「当たり前」になってしまっていたことを、改めて気付かせてくれました。
やまもと社長は「ないもの」ばかり見ていた
ここからは、LIBERTYメンバーとの話し合いの中から、やまもと社長が気付いた自分自身の足りなかった点や、見直すべきと感じたことなどについてご紹介していきます。
向上心が強いと「ないもの」に目が行きがち
やまもと社長がLIBERTYメンバーとの接し方を見直して気付いたことは、LIBERTYメンバーの「できていないところ」ばかりに目が向いていたということです。
できていないところにばかりに目が向くというのは、向上心のある起業家などに良く見られることです。
例えばやまもと社長自身も、向上心が強いあまりに現状の自分に満足ができず、「もっと上へ」、「もっと、もっと」というふうに、常に上を目指してしまうことがあります。しかし、いま手にしているものを見ずに上を目指し続ける限り、どこまで行っても本当の「満足」は得られないのではないでしょうか。
そういった常に良いものを目指す姿勢を、やまもと社長は他人にも向けてしまっていました。LIBERTYメンバーの「うまくいっていないところ」や「思った通りに進んでいないところ」ばかりに目が向き、「頑張ってくれていること」、「LIBERTYのために自分の時間を割いて支えてくれていること」など、目の前にあるものへの感謝が抜け落ちてしまっていたのです。
結果的にマイナスな言葉が多くなってしまう
「ないもの」ばかりに目が向くと、「できていないこと」に大きく気持ちが動かされてしまいます。
その結果、LIBERTYメンバーに対して「ここができていない」や「ここが足りていない」など、マイナスの言葉が多くなっていることに気付かされました。これについては、やまもと社長自身に対しても同様で、自分自身を褒めてあげる機会をほとんど設けていませんでした。
マイナスイメージがたまることで動けなくなってしまう
「ないもの」ばかりに目が向くことにより、マイナスの言葉が増えると、気持ちがマイナスのイメージに支配されてしまいます。
その結果、人は行動が止まり、一歩も前に進めなくなってしまうことがあります。
今回やまもと社長も、LIBERTYメンバーからの相談に気づくことができず、その結果として自分自身へのマイナスイメージに支配され、LIBERTYメンバーと話しをする前に「どうすればいいのか、思考と行動が止まってしまった」と言います。
しかし、しばらく思い悩んだあとで、この記事でご紹介している「感謝」が足りていなかったことに思い至りました。そして、「感謝」を一から学びなおすことで気持ちの立て直しを図り、改めてこれからのことを考えられるようになったそうです。
感謝=「あるもの」に目を向けること
ここからは、やまもと社長が「ないもの」ではなく、目の前にあるものに目を向け、感謝することの大切さを心に刻んだ出来事などについてご紹介します。
「手に入れたもの」の価値を認めていく
やまもと社長がLIBERTYメンバーへの接し方を見直すにあたり、重要な点として上げているのが、「感謝」の気持ちを忘れてしまっていたことです。
やまもと社長は先を急ぐばかりに、目の前にあるものに向けることができず、感謝することが抜け落ちていました。そして年末から年始にかけて、これまで経験したことがないほど自分自身と向き合いました。
そして、ちょうど年末年始だったこともあり、LIBERTYメンバーが各自で記録する年報の最後に記した、やまもと社長へのメッセージを読む機会がありました。
その年報には、翌年の自分自身へ課題点を挙げる声もありましたが、やまもと社長とLIBERTYへの次のような感謝の言葉が数多くつづられていました。
- やまもと社長の良いところは、人の夢を笑わないところです。無理だと言わない。難しいのなら別の方法を提示して、あくまでも収入を得る道を指してくれるところです。
- やまもとマインドに本当っっ!助けられた年でした!!ありがとうございました😊
- まだまだ学ぶことが多いです!基本のマインドを自分にもう一度落とし入れて、外部の仕事を獲得していきます!素晴らしい環境をありがとうございました。
- 社長と出逢えたこと、素敵な仲間と繋がれたこと。めちゃくちゃ奇跡みたいな出来事で本当に嬉しいです!!
- 人との繋がりの大事さを教わりました、たくさんのリバ女と出会えて、感謝です。ありがとうございます。
- やまもと社長の素敵なところは、もちろん前向きで、行動力があるところですが😆それよりももっと好きなところは、何かうまくいかない時に、隠さずオープンにして、改善していこうとする姿勢を見せてくれるところです🙌
- いつもリバ女の事を考えてくださってありがとうございます。社長のお陰で挑戦する環境に身を置かせてもらい、諦めていたひとり起業でひとりじゃない挑戦が出来ています!
- やまもと社長に出会えたおかげで、人とのコミュニケーションが楽しくなりました!
LIBERTYメンバーのポジティブな言葉が、やまもと社長の止まりかけていた思考と行動を再び動かし始め、自信を取り戻すきっかけを与えてくれました。
LIBERTYメンバーからの感謝の声が、これまでのやまもと社長とLIBERTYの歩みを「価値あるもの」と証明してくれたのです。
感謝することでポジティブな言葉が増えていく
目の前にあるものへの感謝の気持ちが生まれると、不思議なもので、とても前向きな言葉が自然と飛び交うようになります。
「こんな気持ちを抱いてくれているのだ」、「私も誰かの役にたっている」、「私こそありがとう」など、ポジティブな言葉や相手を思いやる気持ちが連鎖していきます。
「感謝」から生まれる好循環は、必ず人と人、そして仲間とのつながりを強め、前へ進む力となるのだと思います。
プラスイメージが増えると人は行動に移りやすくなる
先ほど、マイナスな言葉によってマイナスイメージが膨らむと、行動が止まってしまうことをご説明しました。
一方、「感謝」の言葉が飛び交い、自分の存在意義や未来の姿がイメージできるようになると、人は行動に移りやすくなります。
自分には、「こんな未来が待っている」「たくさんの人が認めてくれている」など、プラスのイメージを増やしていくことが、新たな一歩を踏み出し、行動へと後押ししてくれるきっかけになるのだと思います。
やまもと社長に足りていなかった「感謝」には、人のプラスイメージを増幅させ、行動を後押しするという、とても大切で重要な効果があったのです。
やまもと社長が実践している「感謝」ワーク
ここからは、今回の経験を経て、やまもと社長が始めた「感謝」ワークについてご紹介していきたいと思います。
他人への感謝を言葉(文字)にする
やまもと社長は、まず「感謝」の気持ちをストレートに、言葉にして伝えることから始めました。
具体的には、顔を合わせて口頭で伝えたり、チャットなどを通じて感謝の気持ちを文字で伝えたりしています。
今回の一部のLIBERTYメンバーに対しても、不安の声を上げていたことに気付くことができなかったことをお詫びし、LIBERTYの運営を支えてくれていることへの感謝の気持ちや、これまでの頑張りをしっかり受け止めていることを直接伝えています。
「これくらい言わなくても分かっているはず」ではなく、一言でも二言でも「ありがとう」と伝えることが、より良い環境をつくる上で大切であることに気付いたのです。
自分自身に感謝の手紙を書く
また、感謝の言葉は他人へ向けるだけでなく、時には自分自身にも向けることも大切です。
ほとんどの人が、自分へ感謝の手紙を書くという経験はないと思うのですが、やまもと社長は自分自身が変わるために、自分への「感謝の手紙ワーク」を始めています。
「感謝の手紙ワーク」とは、自分が第3者になったつもりで、自分自身への感謝を手紙として書き留めていくというものです。
やまもと社長は、朝起きてすぐに、妻と子ども、両親、祖父母に、そして健康で暮らせていることに対して、「ありがとう」と感謝することをルーティンとしています。
それに加えて、寝る前にその日にお世話になっている方やお会いした方に感謝するとともに、自分自身への感謝の手紙を書き始めました。
「感謝の手紙ワーク」によって自分自身の“今”に向き合い、自分自身に「ありがとう」を伝えることで、やまもと社長は自己肯定感を高める効果を実感しています。
言葉をポジティブな方向に変えていく
先程も述べたように、マイナスイメージが大きくなってしまうと、行動そのものが妨げられてしまいます。マイナスイメージを取り除いていくためには、言葉そのものを変えていくことがとても重要です。
現実とは離れているような言葉でも、前向きな言葉に変えていくことで、これまで止まってしまっていた思考が動き出し、流れを好転させるきっかけになります。
今回、ポジティブで前だけを見て突き進むと思っていたやまもと社長自身も、自分のこれまでを見つめ直す過程で「果たして、自分はLIBERTYのために何ができているのだろうか」、「働き方を変えたいメンバーのためにと思っていたことは、これで良かったのだろうか」といった、マイナスの言葉が脳裏に浮かんだと言います。
そこで、やまもと社長自身がLIBERTYメンバーに伝えてきた「ポジティブな言葉に変換することの大切さ」とともに、ポジティブな言葉に変えることで前に進めている1人のLIBERTYメンバーの姿を思い出しました。
言葉をポジティブに変換することで行動が変わったLIBERTYメンバーの事例
ここで、ポジティブな言葉に変換することで行動が変わったLIBERTYメンバーの事例をご紹介します。ある日、LIBERTYメンバーのオフ会に参加したやまもと社長は、1人の自信なさげなLIBERTYメンバーに目が止まりました。
そのLIBERTYメンバーに「私と一緒にいたら、やまもと社長はつまらない」ではなく、「私と一緒にいた時間、やまもと社長はとても楽しそうだった」と、言葉を変えていくよう助言をしました。
その日を境に、やまもと社長の助言を実践したLIBERTYメンバーは、言葉を前向きな言葉に変えることで、どんどん良いイメージが湧いてくるようになりました。自ら「ポジティブ脳トレ30日間チャレンジ」のチャットを立ち上げ、毎日前向きな言葉を綴っていったのです。
すると、講座への参加も積極的になり、ほかのLIBERTYメンバーとの関わり方も、見違えるほど変わっていきました。
こうしたLIBERTYメンバーの変化を思い出したやまもと社長は、自分自身から湧いてくるマイナスな言葉をプラスに変換していくことで立ち直り、新たな目標に向かって歩き出すことができるようになりました。
「言葉を変える」ことは、誰でも今日から実践できることです。やまもと社長は、今後のLIBERTY運営においても、この効果を一人の実践者として伝えていきたいと考えています。
言葉を変えることで行動が変わったLIBERTYメンバーのその他の体験などについては、以下の記事をご覧ください。
>>4歳の長男から衝撃の一言!LIBERTY受講がきっかけで変わった子どもとの向き合い方 | LIBERTYmedia
「感謝」によって働き方も人生も変えることができる
やまもと社長は、今回のLIBERTYメンバーとの経験を通して、「感謝」は他人にとっても、自分にとっても良い作用をもたらし、行動を変えていく力になることに改めて気付かされました。
自分自身を振り返り大きな気付きを得られたことに感謝しつつ、今後はこの「感謝」を通して、これまで以上にLIBERTYメンバーの働き方や人生を変える力になりたいと考えています。
Outgrow Japanの2024年は「感謝」を深める年に
目の前にあるものに感謝することから得た学びは、がむしゃらに走り続けてきたやまもと社長に、一度足を止めて冷静に周りを見渡すことの大切さや、心からの「感謝」を体現していくことの重要性を教えてくれました。
やまもと社長は、この学びを「LIBERTYメンバーはもちろん、これまでLIBERTYを応援してくださっている取引先や関係者様、自分を支えてくれている家族、そして自分自身にも、還元していけるよう努めていきたい」と言います。
「感謝」によって、人と人との関係性を変えられるだけでなく、働き方や人生も変えていけると確信したやまもと社長は、「感謝」を深く心に刻みながら、今後の会社経営や事業の一つひとつに活かしていきたいと決意を新たにしています。
今回の記事に関するご質問や、LIBERTYに関するご相談などは、Outgrow Japanまでお気軽にお問合わせください。
また、働き方を変えたい女性のためのオンライン起業スクール「LIBERTY」の詳細や、やまもと社長の教育事業に対する想い、これまで経験した「しくじり話」、自身の失敗から学んだことなどについては、以下の記事をご覧ください。