やまもと社長がLIBERTYメンバーへの接し方を見直した経緯
2023年11月1日に12期目を迎えたOutgrow Japanは、教育事業の柱となる、働き方を変えたい女性のためのオンライン起業スクール「LIBERTY」のさらなる成長に向け、日々努力を続けています。
そのような中、2023年12月末にLIBERTYの一部業務を依頼しているメンバーから、やまもと社長に対する悩みの声が聞こえてきました。
今回の記事では、Outgrow Japanのやまもと社長が、LIBERTYメンバーの声から自身のこれまでのマネジメントを見直すきっかけとなったことや、LIBERTYをよりよい環境にしていくために、自分自身に必要だと感じていることなどをご紹介していきます。
LIBERTYは女性が活躍する場所
LIBERTYは、Outgrow Japanが展開する教育事業で、働き方を変えたい女性のためのオンライン起業スクールです。現在全国から300人ほどのメンバーが在籍し、それぞれの目的に応じて学びを深めています。
1年間という短期集中でさまざまなカリキュラムが設けられており、身に付けたいスキルに合わせて「FASTコース」、「ひとり起業コース」、「トップセールスマンコース」の中から選ぶことができます。
LIBERTYで学んでいる女性は、起業をしたり、起業する人をサポートしたりするほか、自身が働いている会社でキャリアアップを果たすなど、さまざまな場所で活躍しています。
「LIBERTY」について詳しくは、以下のページをご覧ください。
>>LIBERTY – 集客・セールスに特化した女性向け起業スクール
また、LIBERTYの特徴についてなどは、以下の記事をご覧ください。
業務を依頼したLIBERTYメンバーからの相談に気付いてあげられなかった
現在、LIBERTYを運営するにあたり、いくつかの業務を担当してもらっているLIBERTYメンバーがいます。
例えば、LIBERTYメンバーの課題解決にオンラインで答える「メンバー相談室」も、その一つです。これにも「FASTコース」のLIBERTYメンバーが、自分の時間を割いて力を貸してくれています。
日々、彼女らの頑張りのおかげで、LIBERTYの運営がスムーズに運んでいることに感謝の念は堪えません。
しかし、業務を担当してもらっているLIBERTYメンバーの中から、自分たちの頑張りにやまもと社長が目を向けてくれているのか、疑問の声があがり始めていたのです。
やまもと社長は、そのような想いを抱いているLIBERTYメンバーがいたことに気付くことができずに、ただLIBERTYをさらに成長させるために走り続けていました。
他のLIBERTYメンバーからの指摘でようやく気が付いた
事態が動いたのは、2023年12月末でした。
とにかく、前だけを見て走り続けているやまもと社長に、あるLIBERTYメンバーから「もっとLIBERTYメンバーの声に耳を傾けてほしい」というメッセージが届きました。
やまもと社長自身は、自分の想いが届いていなかったり、間違って伝わったりしていることを2023年の半ばから感じ始めていたため、「LIBERTYラジオ」や「やまもと社長のぼやき」などを通して、ことあるごとに自身の声を直接LIBERTYメンバーに発信を続けていました。
しかし、LIBERTYメンバーの悩みの声は拾うことができずに、他のメンバーからの指摘でようやく気付くという事態に陥っていたのです。
その結果、業務を依頼していた一部のLIBERTYメンバーとの溝は深まるばかりで、このまま離れてしまうLIBERTYメンバーがいても仕方ない状態になってしまっていたのです。
やまもと社長のマネジメントで良くなかった点
ここからは、やまもと社長があらためて気付いた、マネジメントをする上で足りていなかった反省点について掘り下げてみたいと思います。
「できていないところ」ばかりに目がいってしまっていた
まず、やまもと社長が自身のマネジメントにおいて一番良くなかったと感じているのは、LIBERTYメンバーの「できていないところ」ばかりに、目が向いていたということです。
できていないことばかりが目に付き、そのことだけを指摘することが続いていたため、あらためて振り返ると、業務を依頼された側が気持ちよく仕事ができる環境ではなかったと思います。
「できていないところにばかり目が向く」というのは、向上心がある人には良く見られることです。特に起業家などに多いかもしれません。
今できていることを飛び越えて、「こんなことじゃだめ」、「もっと他の事もできるはず」と、さらに上のことを追い続けることで、終わりがないのです。
やまもと社長自身も、現状に満足せず、さらに先のことを追い続ける性分です。周りの人に対しても同じことを望んでしまい、「今できていること」や「目の前にあるもの」に目を向けられていなかったことが、今回のマネジメントにおける一番の反省点です。
支えてもらうことが「当たり前」になっていた
また、LIBERTYメンバーにお願いしていることも、やまもと社長の中に「やってもらって当たり前」という気持ちが、少なからずあったのも事実です。
「やってもらって当たり前」の意識があったことで、チャットでのやり取りなどに現れてしまっていたのかもしれません。
支えてもらっていることが当たり前となってしまい、「感謝」する心が足りていなかった点は、大いに反省すべきことだと思っています。
ずっと1人で作業してきたのでマネジメント自体の経験が浅かった
やまもと社長は起業してからしばらくは、一人のプレイヤーとして事業を拡大してきました。
業務が多岐にわたるようになり、サポートしてくれる人が一人、二人と加わりながら、複数人で取り組む業務環境を本格的に整え始めたのは、2022年2月からでした。
それまで一人のプレイヤーだったやまもと社長にとって、支えてくれるLIBERTYメンバーのマネジメントは、これまであまり経験のない初挑戦の分野でした。
今回、LIBERTYメンバーから「自分たちの頑張りを見てくれていない」と声が上がったことは、やまもと社長自身がマネジメント経験の浅さを痛感する機会となりました。
やまもと社長が決意した今後のマネジメントの改善点
やまもと社長は現在、自分自身に足りていないものを謙虚に受け止め、マネジメントに大切なことや、さまざまな環境にある人が一緒に仕事をするうえで欠かせないことなどについて、見直しを始めています。
そのために必要な本を読んだり、物事をポジティブに捉える訓練をしたりするなど、あらためて必要な勉強も始めています。
ここからは、やまもと社長がすぐに実践をはじめた改善点についてご紹介していきます。
「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向ける
できていないことや考えても仕方のないことなど、「ないもの」に目を向けるのではなく、まずは目の前の「あるもの」に目を向けることを大切にしたいと考えています。
例えば、LIBERTYメンバーに依頼した業務ができていない場合でも、まずは「できていること」、「やってもらっていること」への感謝を忘れないようにと心に誓っています。
「あるもの」に感謝したうえで、「できていないもの」に対しては、なぜできていないのか、どうしたらできるのかを一緒に考えていける環境づくりが大切なのだと思います。
「やってもらって当たり前」という意識を変える
次に、「やってもらって当たり前」という意識を取り払っていきたいと考えています。
多くの人が関わりながら一つの事業を進めるうえで、一人ひとりが果たすべき責任があります。その果たすべきことに、最初は「ありがとう」という気持ちがあったのが、いつしか「やって当たり前」になってしまうことがあります。
「ありがとう」の対義語は「当たり前」とも言われています。感謝の気持ちが当たり前になってしまうと、そこから見えない歪が生まれることもあります。この歪を生まないためにも、「やって当たり前」という意識をなくすことが大切なのだと思います。
やまもと社長は現在、「感謝」について書かれた「ありがとうの教科書」や「毎日を好転させる感謝の習慣」などの本で学びながら、サポートしてくれる人がいること、一緒に歩んでくれる仲間に感謝の気持ちを忘れずにいることを、あらためて心に刻んでいます。
「感謝の気持ち」を相手にしっかり伝える
そして最後に、「感謝の気持ち」を相手に言葉としてしっかり伝えることを徹底していきたいと思います。
家庭の中でもそうですが、最初は感謝の気持ちを伝えていたものが、いつの間にか当たり前になり、いつしか「やってもらって当然」となっていることがあると思います。
「言わなくても分かってくれている」ではなく、たった一言、感謝の気持ちをしっかり言葉として伝えることが、事業を進める上での潤滑油にもなるのだと思います。
LIBERTYを本当に女性の働き方を変えられる環境に
今回の経験は、LIBERTYでのマネジメントの反省から、さまざまな環境の人と一緒に仕事をする上で大切なことを、改めて考える一つの機会となりました。
2023年の末にオンラインミーティングでLIBERTYの目標を再確認
2023年の暮れに、LIBERTYメンバーから相談の声が上がっていると聞いたやまもと社長は、まずこれまでの自身の言動を振り返りました。
そして、すぐに相談をくれたLIBERTYメンバーとオンラインミーティングの場を設け、LIBERTYメンバーの生の声を聞き、目の前にある課題を受け止めました。
LIBERTYメンバーと腹を割った話し合いの機会を設けたことで、LIBERTYの目指すべき目標を共に再確認でき、今後のLIBERTY運営における大きな道しるべになったと思います。
やまもと社長自身、自分の足りなかった部分や見直すべき考え方を真摯に受け止め、これからのLIBERTYをさらによい環境にしていきたいという気持ちが再燃しています。
反省点は自分に与えられた伸びしろと捉えて前進する
今回のLIBERTYメンバーの悩みに気付かずに、以前のまま突き進んでいたら、LIBERTYから離れていってしまうメンバーが出ていたかもしれません。
しかしこの段階で、思い違いや足りていなかったことに気付かせてくれたことに感謝し、反省すべき点は、やまもと社長自身に与えられた伸びしろと捉え、さらに前に進んでいきたいと思っています。
あらためて、やまもと社長は「LIBERTYメンバーの不安に気付いてあげられなかった自分の至らなさを反省するとともに、現状を勇気を持って伝えてくれたメンバーに深く感謝している」と語ります。
そして「自分自身を振り返り、見直していくきっかけをくれた全ての関係者に報いることができるよう、女性が本当の意味で自己実現ができるLIBERTYを作っていきたい」と、気持ちを新たにしています。
2024年は本当の意味で「LIBERTY」を女性が気持ちよく働ける環境へ
今回の経験は、やまもと社長がこれまで目指してきた「女性の働き方を変える」を体現するためにも、大きくステップアップできる一つの機会になったと思います。
やまもと社長自身が、自分に足りていなかったものへの気付きを与えてもらっただけでなく、全てのヒト、モノ、コトに「感謝」すること、それを伝えることの大切さを心に刻むきっかけとなりました。
また、今回はあるLIBERTYメンバーの助言から事態が進んだのですが、LIBERTYメンバーにとっても、相談したいことや伝えたいことがあれば、諦めずに自分たちの想いを伝えていくことの大切さを再確認できたはずです。
これからのLIBERTYを考えると、「良い所も、悪い所も、本音で腹を割って語り合える関係性を育む」ことが、“お互いの考え方を尊重し、議論もできる”、いわば本来の事業のあるべき姿に近づけるのだと思います。
そして、この土台を女性が気持ちよく働ける環境づくりの基軸とし、LIBERTYのあらたな成長につなげていきたいと考えています。
まだまだ、足りない部分が多く、改善していかなくてはならないこともたくさんありますが、2024年は「LIBERTY」が女性が気持ちよく働ける場づくりの見本となるよう、さらに力を注いでまいります。
今回の記事に関するご質問や、LIBERTYに関するご相談などは、Outgrow Japanまでお気軽にお問い合わせください。
また、やまもと社長がこれまで経験した「しくじり話」やLIBERTYを成長させるための投資、LIBERTYメンバーとの距離を縮めるための施策などについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。